会長挨拶
中国四国地区国立病院薬剤師会 会長 槇 恒雄
(国立病院機構 広島西医療センター薬剤部長)
中国四国地区国立病院薬剤師会(以下、本会)は、中国・四国地方の国立病院機構22施設と国立ハンセン病療養所3施設に所属する約340名の薬剤師で構成され、本会会員の質的向上と相互親睦を目的とし2005年に誕生した組織です。
主な活動としましては、薬剤師教育を行う学術部、会の運営を行う総務部、制度部、財務部、広報部により行われております。学術部には、10の委員会が設置されており、ジェネラリストの育成や各分野のスペシャリストの育成に取り組んでおります。これらの委員会の活動は多岐にわたり研修会の開催や委員会だよりの発行、国立病院機構の各専門分野研修の支援などを行っております。
現在、医療の現場では働き方改革が求められ、それに伴い病院薬剤師に求められる業務内容も大きく変わりつつあります。COVID-19感染症への対応では、AST・ICTの一員として薬剤師が大きく関わりました。NST、がん領域、緩和領域などでも専門性を生かした活動が求められ、病院薬剤師の活躍の場は拡がり高い知識とスキルが必要となっています。それらに対応できる薬剤師の育成に各委員会と力を合わせて取り組んで行きたいと考えておりますのでよろしくお願いします。
最後に、本会の重要な活動の一つとしての国立病院中国四国地区薬学研究会があり、会員の皆様の研究成果を発信する場として大切にしてきました。COVID-19感染症が5類になり、昨年度は4年ぶりにオンライン開催から現地で開催されました。また、新たな取り組みとして初めてポスター発表の形式を取り入れました。発表の形式が変わりましても、会員の皆様が研究成果を発表し情報交換ができる機会を提供できるよう取り組みを行い、さらなる充実を目指したいと思います。今後とも、本会の活動や運営に対する皆様方のご支援とご協力をお願い申し上げます。
2024年8月