救急・周術期・災害委員会*

救急・周術期・災害委員会 委員長 竹山 知志


 救急・周術期・災害委員会は令和2年度より新しく委員会として学術部に設置を認めていただきました。この領域では、心血管作動薬(カテコラミンなど)、輸液、栄養剤、利尿薬、筋弛緩剤、鎮静剤などのハイリスク薬を使用することが多いのですが、古くから使用される薬剤でありながら、研修の機会もあまり多くはありませんでした。委員会では、これらの領域に使用される薬剤や救急医療、周術期医療、災害医療における薬剤師の関りについて情報共有を行い、会員の先生方に情報提供を行いたいと考えております。

 

目的:救急・周術期・災害医療に関与する薬剤師間の情報共有、薬剤師会会員への情報提供、後進の育成

 

活動内容:委員会だよりなど会員への情報提供

 

救急領域

 頭痛、呼吸苦、胸痛、腹痛、外傷、熱傷など、救急領域では様々な臓器の疾患が対象になります。これら救急疾患の治療や薬剤の適正使用についての情報提供

 

周術期領域

 手術室業務は従来の薬品管理を中心とする業務から、手術前のアレルギー歴・中止薬剤の把握、カンファレンスへの参加、手術室内でのPCAの調製、手術後の疼痛管理や合併症対策に対して、薬剤師の業務が拡大しつつあります。これらの手術関連業務に関する情報提供

 

災害医療

日本では、東日本大震災や熊本・大分地震、西日本豪雨災害と多くの自然災害が発生します。これら大規模災害の教訓から、まだまだ災害医療の体制整備は十分ではないと言われています。災害医療に関連する情報提供


2020.05